18畳以上のLDKに合うエアコンの選び方
18畳・20畳・26畳のLDK・大空間に合うエアコンを選ぶときの能力・電源・取付工事の注意点を整理しました。
18畳以上のLDK・吹き抜け・店舗併用住宅などの大空間にエアコンを選ぶ場合、14畳用までとは別の制約が出てきます。本記事では、能力・電源・取付工事・予算のポイントを整理します。
大型エアコンの能力サイズ
| 畳数表示 | 冷房能力 | 暖房能力 | 電源 |
|---|---|---|---|
| 18畳用 | 5.6kW | 6.7kW | 200V |
| 20畳用 | 6.3kW | 7.1kW | 200V |
| 23畳用 | 7.1kW | 8.5kW | 200V |
| 26畳用 | 8.0kW | 9.5kW | 200V |
| 29畳用 | 9.0kW | 11.2kW | 200V |
家庭用の壁掛けタイプは 26畳用までが一般的。それ以上は天井埋込型・業務用カセット式の検討対象になります。
200V 電源と分電盤の確認
18畳以上は例外なく 200Vが必要です。以下を購入前に必ず確認してください。
- 既存コンセントが 200V か(形状が違う)
- 分電盤に200V 専用ブレーカーの空きがあるか
- 不足なら電気工事費 1〜5万円を別途見込む
中古マンション・古い戸建てでは、契約アンペア数が足りないことも。40A 以下の契約だと他の家電と同時使用でブレーカーが落ちる可能性があります。電力会社にアンペア変更を申請する必要が出てきます。
取付工事の特殊事情
配管長
大空間は壁面・室外機位置の距離が長くなりがちです。標準工事は 4mまで、それ以上は追加料金が発生します(1mあたり 2,000〜3,000円)。
室外機の重量
20畳用以上の室外機は 60〜80kg にもなります。設置場所の床補強、または専用架台が必要。
化粧カバー
長い配管がむき出しになると見栄えが悪く、紫外線劣化も早まります。**化粧カバー(1m あたり 3,000〜5,000円)**の追加を推奨します。
機能で見るべきポイント
- 広範囲気流:天井埋込・壁掛けともに左右上下のスイング範囲が広いか
- マルチセンサー:人感センサー + 床温度センサーで部屋全体を均一にコントロール
- 省エネ性能(APF):使用時間が長く、消費電力も大きいため、わずかな APF 差が年間 1〜3万円の電気代差になる
- 連続運転対応:真夏のつけっぱなしを想定した耐久性
予算の目安
| グレード | 価格帯(本体のみ) |
|---|---|
| ベーシック 18畳用 | 18〜25万円 |
| スタンダード 20畳用 | 25〜35万円 |
| ハイグレード 23畳用 | 35〜50万円 |
| 天井埋込型 | 40〜80万円(工事含む) |
総額(本体 + 工事 + 電気工事 + 化粧カバー)で 30〜60万円を見込んでおくと、想定外の追加費用に慌てません。
1台か2台かの判断
大空間では「大きい1台」vs「中型2台」の比較も検討に値します。
| 大型1台 | 中型2台 | |
|---|---|---|
| 初期費用 | 30〜50万円 | 30〜50万円(合計) |
| 電気代 | 1台で大きく動く | 必要な側だけ動かせる |
| メンテ | 1台で済む | 2台分かかる |
| 故障時 | 全滅 | 片側で凌げる |
吹き抜け・L字型LDKなど気流が届きにくい間取りでは、2台体制の方が体感的に効率が良いケースもあります。
検討したい候補
三菱電機 霧ヶ峰 Z シリーズは LDK 向けのハイグレードラインで、ムーブアイ mirA.I.+ による高精度センシングと広範囲気流で大空間に対応します。
加えて、サーキュレーター 1〜2台で空気の循環を補助すると、設定温度の感じ方を底上げできます。
関連記事
- 14畳サイズなら「14畳のLDKに合うエアコンの選び方」
- 寒冷地は専用機を「寒冷地でのエアコン選びの注意点」